ミャンマー
ミャンマー経済の中国からの投資依存度が一段と高まっています。
2011年1月末時点の中国からミャンマーへの直接投資の累計額は96億ドル
(約9600億円規模)で、国・地域別でタイを抜き首位に立っています。
2010年度の中国~ミャンマー間の貿易も44億ドル(4400億円規模)と
2009年比で50%増となっています。
中国政府はインド洋に抜ける要衝の国であるミャンマー進出を加速する計画が
次々と進められています。
タイへの投資も活発で中国南部とバンコクを結ぶタイ高速鉄道プロジェクトにも
多額の資金を投じていくとしています。
ミャンマーは天然ガス、地下資源などが豊富にありますが、開発が遅れており今後、
インフラ開発、道路整備、湾岸開発などが進められる計画はあります。
現時点でのミャンマーの国内交通網は、南北を中心とした交通体系となっており、
東西方向は河川により分断されています。
また、北部山岳地帯、国境地域でも交通手段が限られているため、中国やロシア資本の
資金援助で開発が進められます。
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