タイ 金融機関救済基金(FIDF)
タイの金融機関救済基金(FIDF)の設立は1985年で1997年のアジア通貨危機で
経営破たんした負債を一手に引き受けました。
2011年時点でも1兆1400億バーツの負債が残っています。
主に金融機関では
クルンタイ銀行(KTB)
サイアムシティ銀行(SCIB)→タナチャート銀行(TCAP)
バンクタイ(BT)→CIMBタイ銀行(CIMBT)
などへ出資していました。
その後SCIBやBTは外資系銀行やタイの同業商業銀行へ売却しています。
今後の負債の処理の方向はクルンタイ銀行(KTB) 55.3%
バンコクコマーシャルアセットマネジメント(BCAM)100%などに出資しています。
資産と負債処理を進めるために投資信託を創設し、利益で負債を圧縮していきたい
としています。
2003年に創設したバユパックファンド(VAYU1)では財務省が設立し一般投資家から
資金を集め、優良国営企業のみに投資して700億バーツからの資産は2000億バーツ
まで伸ばしています。
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