インドの人口 タタ・ドコモ
インド政府は、10年ぶりに2011年実施した国勢調査の結果を公表し、人口は
暫定値で12億1000万人で、2001年の前回調査時点から+17.6%増加しています。
1991~2001年の増加率+21.5%と比べやや伸びが鈍化したものの、中国に迫る
勢いで人口増加が続いています。
また、インドの携帯電話の増加のレポートをこちらで解説しましたが、
NTTドコモは、26%を出資しているインド携帯会社「タタ・テレサービシズ
(TTSL)」に約140億円を追加出資することを発表しました。
2011年5月末までに完了する見通しです。
タタ・グループ側が実施する株主割当増資(ライツ・イッシュー)を引き受けます。
他株主ともに持株比率に応じて追加出資のために出資比率は現行の26%で
変わりません。
NTTドコモは2009年にTTSLと関連会社に約2600億円を出資して、「タタ・ドコモ」
のブランドでインドでの携帯事業に参入しています。
タタ・ドコモの契約数はドコモが出資した当時は3000万件台だった数字は、
2010年11月末で8260万件に拡大しています。
また清水建設(株)もインド国内で事業展開するために建設ゼネコン、
シミズ・インド社を設立します。
本店所在地をニューデリーとし、事務所をバンガロールとグルガオンに
設置します。
インドでは、経済成長が著しく、中間所得層の増大に代表される消費・購買力の
上昇から内需が急速に拡大しており、同国に進出する日系企業が急増しています。
在インド日本大使館の調査によると、2005年からインドに進出する日系企業は毎年
50社を超えて、2010年10月現在で駐在員事務所や現地法人の登録が計725社に
達しています。
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