インドの携帯電話事情その2
インドは急激に加入者は増加傾向ですが月額平均利用金額は下落し続けています。
通話コストが非常に安く、1秒1パイサ(=100分の1ルピー=0.02円)程度まで
下げた通信キャリアも現れていてキャリア間の競争が激しくなっています。
またプリペイドでもシムカードを2枚配る戦略で数字上では加入者数が増加
しているように見せる戦略も増えています。
ただし月額ユーザーの10%弱の中で、およそ200万人位がモバイルネットユーザー
であるとされています。
この200万人位の人たちはほとんどが企業のミドルマネジメント以上の層で、
ブラックベリーやらiPhoneやらNokiaの上位機種を使う層になっています。
また、第3世代携帯通信もいよいよインドで開始される予定もあり、今後
ECコマース利用者の携帯での増加や、モバイルアプリの普及でいろいろと
選択肢が増加していく可能性が高いとしています。
また、中国とインドのネット環境比較というのでは、2009年末の数字では
[インターネットユーザー数] 中国:約2億9,800万人 インド:約4,900万人 [ネット普及率] 中国:22.6% インド:4.5%となっています。
中国でも都市部と農村部の格差は大きく、北京や上海などの大都市ともなれば
すでにネット普及率は60%を超えていますが、地方を含めた農村部は約5.1%と
いわれています。
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