マレーシアと湾岸協力会議(GCC)
マレーシアと湾岸協力会議(GCC)は、自由貿易協定の前進となる経済・商業・
投資・技術協力に関する枠組み協定に調印しました。
これをてこに自由貿易協定(FTA)の締結を目指すとしています。
GCCは、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、カタール、クウェート、
オマーン、バーレーンで構成されていますが、アセアン東南アジア諸国連合の
ような経済共同体への動きは遅いままとなっています。
2010年度1~11月のマレーシアと湾岸諸国との貿易額は前年同期比+25.6%増
で302億リンギ(9000億円)となっています。
マレーシアにはイスラム金融もあることから、中東からの資金流入、
投資スキームからの進出が盛んです。
UAEのアブダビではマレーシア企業とGCC企業による、具体的投資に向けた覚書も
複数交わされました。
マレーシア サラワク州のハラル団地母体タンチョン・マニス食品・工業団地
(TMFIP)は中東湾岸GCC側企業との間で、工業団地への投資を促進するための覚書や、
投資ファンドを設けるための覚書を交わしています。
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