タイ 工業団地
工業省のワンナラット工業相は12月13日に今回タイの大洪水で冠水してしまった
7つの工業団地、アユタヤ県、パトムタニ県の工業団地群の排水作業が全て
完了したと発表しています。
また操業開始になったのは12月13日時点で115社になっていてまだほとんどが
操業再開に入っていないとしています。
大型機械、金型などを入れ替える必要のある工場が多く、輸入して入れ替えるまでに
時間が掛かるとしていて、全ての工場が再稼動するまでおよそ6ヶ月で2012年
第2四半期まで掛かるとの見通しを示しています。
工業団地に関しては移転を検討する企業が出始めるケースと工業団地にとどまる
ケースとで分析が分かれ始めています。
またタイの損害保険では日本と違い、自然災害で政府側で緊急的な支援を
おこなうスキームが無く民間任せになっているために、再保険のスキームも
民間でおこなうため、2012年度以降の洪水被害の保険を受けない企業も
出始めています。
※日本の損害保険会社各社の「地震保険」とは、法律に基づいて、
日本政府と損害保険会社各社が運営する制度です。
そのため、どの会社で加入しても、補償範囲、補償内容、保険料は同じとなります。
この記事へのコメントはありません。