タイの外食産業 その3
タイを訪れる外国人旅行者は毎年増えていて2011年度は1600万人規模と
予想されていました。
また日本人も多く在住していることで古くから「FUJI Restrant」 などの
日本食レストランは多く存在していたものの、本格的日本料理はマイナーな
産業でした。
2006年から大戸屋が本格的な日本料理を日本人の多く住むエリア、
トンロー地区にオープン。
タイにはイタリアン、韓国料理、中華料理など多様な料理店がありながら、
この本格的な日本食がタイ人消費者から支持を受け、2011年時点で40店舗以上
を展開しています。
また日本の本格的なラーメン店舗も次々と登場していて日本の有名ラーメン店
チェーンがこぞってバンコクに出店しています。
既にタイ国内に90近くの支店を持つ「8番ラーメン」:石川県、
「味千らーめん」:熊本県、筑豊ラーメン「山小屋」:福岡県、長崎ちゃんぽん専門店
「リンガーハット」、
「桂花ラーメン」:熊本県、「ばんからラーメン」など、既に150以上のラーメン店が
出店しています。
またトンロー地区には有名ラーメンチェーンを誘致した「らーめんチャンピオンズ」
が登場。
出店しているのは東京の「初代けいすけ」、「東京・せたが屋」、豚骨つけ麺の
「めん徳二代目つじ田」、「支那そば・きび」、つけ麺「東京池袋・大勝軒」、
長野県の「助屋」と「吟屋」のコラボ店「助屋×吟屋」の全6軒、すべて有名店が出店
しています。
このラーメンチャンピオンズのタイ側の株主となっているのが、オイシ・グループ
(OISHI)の元社長タン・パーサゴーンナティー氏。
同氏は1999年にオイシ・レストランを創業し、タイにおける日本食ブームの火付け役
ともいわれています。
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