タイ・エアアジアでは、中国からの観光旅行者数は下落と予想【タイ:航空サービス】

タイ・エアアジア(AAV)は、タイ政府に対し、景気刺激策を打ち出して低迷する中国市場に早急に対処するよう求めています。
その一方で、スワンナプーム空港での国内線事業の拡大など、成長のために軸足を移しています。
タイ・エアアジア(AAV)社は、ミャンマーとタイ国境にてオンライン詐欺が多発する中、タイへの旅行の安全性に関する信頼が弱まっているため、中国人観光旅行者は増加せず、市場の成長率は予想よりも鈍化していくとコメントしています。
2019年(新型コロナウィルス発生前)、中国人観光旅行者はタイ・エアアジアの国際線総搭乗定員の30%以上を占めていました。
しかし、2024年は総搭乗定員に占める割合はわずか17%に低下しています。
タイ国政府観光庁は2025年は800万人の中国人観光旅行入国者を目標としていますが、2025年第1四半期において150万人しか迎えていないと予想しています。
2025年通年の中国人入国者総数は600万人前後になると、下落予想を出しています。
・タイの主な航空会社の2024年度の業績
タイ国際航空(THAI)Thai Airways International (THAI)
2024年度業績:売上1928億2100万バーツ、 純利益マイナス269億3300万バーツ。
バンコク・エアウェイズBangkok Airways(BA)
2024年度業績:売上264億5600万バーツ、純利益37億8700万バーツ。
タイエアアジア(AAV) Thai Air Asia Aviation(AAV)
2024年度業績:売上508億7300万バーツ、純利益34億7700万バーツ。
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