バンヤンツリーがタイのシチョン地区で不動産開発【タイ・シンガポール:不動産開発】
シンガポールのホテル開発大手バンヤンツリー(SGX:B58)では、新たにタイの不動産開発を進めています。
プーケットに投資が殺到する中、同社は新しい地域での「先駆者」としての優位性を求め、ナコンシータマラート県の海岸沿いシチョン地区で新しいプロジェクト「Banyan Tree Residences Sichonバンヤンツリー・レジデンス・シチョン」を開始し、2024年6月に開業予定としています。
タイの観光産業は2019年に海外からの来訪者が4000万人を超え、2028年までに8000万人に達する可能性があるなど、観光旅行者の増加により、ブランド・レジデンス部門の大きな原動力となっています。
この人気によりプーケットなどの場所で不動産ブームが起こり、ドバイ、ニューヨーク、マイアミに次ぐ世界第4位のブランドレジデンス市場となっています。
タイの観光地の地価が高騰する中、デベロッパーや投資家は、特に美しい沿岸地域の「隠れた名所」に注目しています。
コリアーズ・インターナショナル・タイランドによると、プーケットのバンタオの海岸沿いの土地は、1ライあたり1億バーツを超えています。
タイの不動産庁の報告によると、2004年の750万バーツから、ほぼ14倍の増加を示しています。
ナコンシータマラート空港に最近オープンした新しい国際ターミナルや、「どこからでも仕事ができる」という動き、資本逃避の圧力などの他の要因も、シチョンへの需要をさらに押し上げています。
バンヤンツリー(SGX:B58)の2023年業績は、売上3億2791万シンガポールドル、純利益3100万シンガポールドルでした。
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