包装大手SCGパッケージング、収益目標を1,500億バーツに上方修正【タイ:包装】
タイの包装大手企業SCGパッケージングSCG Packaging(SCGP)は、2022年上半期の収益が前年同期比+31%増の746億バーツとなったことを受け、2022年の収益目標を1,500億バーツに上方修正しました。
上半期の売上高が好調だった理由については、繊維や外食産業の包装に対する需要の高まりなどを挙げています。
堅調な業績は、特に第2四半期の売上に牽引され、当四半期の売上高は379億円を記録し、前年同期比+27%増となりました。
しかし、1月から6月までのEBITDAおよび利益は、前年同期と比較して減少しています。
EBITDAは前年同期比-4%減の103億バーツ、利益は前年同期比-20%減の35億バーツとなりました。
原因はロシア・ウクライナ戦争に伴うエネルギーや原材料の価格高騰によるものです。
しかし、同社は2022年の投資予算を200億バーツに維持し、生産効率の向上や有機的成長、合併・提携計画の支援に充てる予定です。
同社は以前、オランダ最大の包装材リサイクル会社であるピュート・リサイクルBVの株式100%取得を申し出ており、リサイクル事業のさらなる成長を目指しています。
この買収は、パッケージング事業のあらゆるレベルの強化を目指すSCGパッケージング(SCGP)社の長期戦略にとって重要なものとしています。
SCGパッケージング(SCGP)社の2021年業績は、売上1264億3600万バーツ、純利益82億9400万バーツでした。
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