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WPエナジー社は、売上高成長率目標を5%に据え置き【タイ:エネルギー】

タイ取引証券所(SET)に上場している、タイ第3位の液化石油ガス(LPG)取引業者のWPエナジーWP Energy(WP)社は、タイ政府がLPG価格補助金を徐々に削減し続けていることから、2022年の収益増加目標を5%で維持しています。

副社長のNoppavong Omathikul氏は、収益は2021年の115億バーツから2022年は120億バーツに増加する見込みであると述べています。
販売量も2021年の714,738トンから7.1%増の765,000トンとなる見込みです。

タイのエネルギー政策管理委員会によると、調理用ガスとして使用されるLPGの価格は、2020年3月から据え置かれていた318バーツから、5月には15キログラムボンベあたり348バーツに上昇しました。

WPエナジー社は、製造業者がエネルギー価格の上昇に直面しているにもかかわらず、LPGの売上高の伸びは、主に今年の産業部門での需要の増加によるものと予想しています。
また、今年のベトナム向けLPG輸出量は25,000トンとなり、同社の売上を牽引することになります。

同社は2022年に、2021年の5億バーツから72%増となる8億6000万バーツ相当の設備投資を予定しています。
この資金の約半分は、同社の屋上太陽光発電事業の拡大に充てられ、発電設備容量を昨年の6MWから20MW近くまで増加させることを目指します。
また残りの半分の予算は、LPG流通施設の整備に充てられる予定です。
同社は2022年、屋上太陽光発電などの新規事業やLPGの下流取引事業に注力し、さらなる収益確保を目指す予定です。

WPエナジー(WP)社の2021年における業績は売上117億3700万バーツ、純利益9800万バーツでした。

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