サマート・デジタルカンパニーはスポーツNFT、コレクタブルトークンを準備中【タイ:IT】
タイ取引証券所(SET)に上場している、テック・ICTソリューションプロバイダーであるサマート・コーポレーションSamart Corporation(SAMART)は、子会社のサマート・デジタルカンパニーSamart Digital Company(SDC)を通じて2022年最終四半期までにスポーツに関連する最初のNFTを発売し、その後、デジタル資産の新たな機会を探るためにコレクタブルトークンへと拡大する予定です。
また、新規事業のLUCKY Heng Hengの下で、ライブ占い、人相、風水から吉日の判定まで、ワンストップ占星術サービス・アプリケーションを7月にキックオフすることを目指しています。
今回の計画は、サマート・デジタルカンパニー(SDC)が5年間の赤字から黒字に転換するためのもので、同社のNFT第1シリーズは、スポーツの瞬間を写真とビデオクリップの両方で表現し、2022年最終四半期に発売する予定です。
そして、世界的なコレクター向けNFTの開発にも着手しており、このプロジェクトには多くの関係者が参加する必要があるため、動きはより複雑になっているとしています。
また、この占星術アプリは、20年前から運営されている1900番台の占い電話サービスに徐々に取って代わるとしています。
この電話サービスは、毎月約100万バーツを売り上げています。
同社では、「タイ国民の79%にあたる約5200万人が星占いや占星術、風水などを信じているので、このサービスは大きな可能性を秘めている」としています。
現在、同社の収益の90%は、DTRS(Digital Trunked Radio System:地上無線通信によるユーザー間調整)によるものですが、DTRSの財務的負担を軽減する一方で、投資の柔軟性を高める方法を模索しています。
同社は2022年初めに社債を発行し、現在、DTRSプロジェクトの資金調達のためにインフラファンドを設立する手続きを検討していますが、ファンドの立ち上げの時期は未定です。
サマート社は現在220億バーツ相当のプロジェクトのバックログを持っており、2022年までに総額120億バーツ以上のプロジェクトの入札を進めているとしています。
同社は2022年に、2021年比60%増の140億バーツの総売上を目指しています。
サマート・コーポレーション(SAMART)の2021年業績は、売上71億4100万バーツ、純利益-3億8900万バーツでした。
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