ガルフ・エナジー・デベロップメント、5年以内に1,000メガワット達成目指す【タイ:エネルギー】
SET上場のガルフ・エナジー・デベロップメントGulf Energy Development(GULF)社は、再生可能エネルギープロジェクトを開発するため、ガンクル・エンジニアリング社Gunkul Engineering(GUNKUL)と合弁会社を設立し、5年以内に1,000メガワットを達成することを目指すと発表しました。
この協力関係は、カーボンニュートラルの達成を目指すタイの国家エネルギー計画に沿ったものです。
この合弁ベンチャーの目的は、再生可能エネルギー事業、すなわちタイおよび海外における風力発電プロジェクト、太陽光発電プロジェクト、その他の種類の再生可能エネルギープロジェクトの機会を検討し、運営することです。
マイクログリッドやスマートメーターなど、エネルギー革新に関連する事業も含まれます。
両社は、このベンチャー企業の50%の株式を保有する予定です。
このベンチャーは、それぞれのパートナーの強みを生かすことを意図しています。
ガルフは電力事業で定評があり、国内外でのグリーンエネルギープロジェクトのポートフォリオを持つ一方、グンクルは再生可能エネルギーの総合事業と建設に関する専門知識を有しています。
タイ政府の国家エネルギー計画では、2050年までにカーボンニュートラルの目標を達成するために、再生可能エネルギーによる発電設備の比率を増加させることが求められています。
また、今回の投資は、ガルフのデータセンター事業とも連携しています。
このベンチャーは、「ハイパースケーラー」と呼ばれる大口顧客によるクリーンエネルギーによる発電の需要を満たし、世界のエネルギートレンドに沿った温室効果ガスの排出削減を目指します。
またこの提携の目的は、将来の再生可能エネルギー分野の可能性を取り込むことであり、風力と太陽光発電の生産能力を国内外に拡大することです。
ガルフ・エナジー・デベロップメント(GULF ENERGY DEVELOPMENT PUBLIC COMPANY LIMITED)の2021年の業績は、売上499億8300万バーツ、純利益76億7000万バーツでした。
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