タイ証券取引所上場のガルフ・エナジー・デベロップメント(時価総額でタイ最大の民間電力会社)は、2022年8月パオタン・アプリケーションなど9つの金融機関を通じて、4年および7年のバーツ債を初めて公募する予定です。
格付け会社のTris Rating Coは6月21日、ガルフのエネルギー、インフラ・公共事業、デジタル事業における強みと安定性を反映し、同債券をA-と格付けしたと同時に、安定的な見通しであるAにも格付けしました。

デジタル債券の公募は、クルンタイ銀行のパオタンアプリを通じて行われます。
一方、伝統的社債については、バンコク銀行、アユタヤ銀行、カシコバンク、サイアム商業銀行、CIMBタイ銀行、TMBThanachart銀行、United Overseas Bank(タイ)、Kiatnakin Phatra Securities、Maybank Securities(タイ)の9金融機関から申し込みが可能です。

ガルフ・エナジー・デベロップメントは、電力、再生可能エネルギー、ガス、インフラ・公共事業、デジタルなどの事業を中核とする持株会社です。
ガルフの2022年第1四半期の業績は、総収入が224億5000万バーツで2021年同期比125％増、中核利益は32億5000万バーツで2021年第1四半期比8億6700万バーツ(36％)増となるなど、好調に推移しました。
また、当第1四半期純利益は33.9億バーツとなり、前年同期の16.3億バーツから108%増加しました。
2022年3月31日現在、ガルフのネット有利子負債比率は1.77倍となっています。

GULF ENERGY DEVELOPMENT PUBLIC COMPANY LIMITED(GULF)の2021年の業績は、売上499億8300万バーツ、純利益76億7000万バーツでした。