タイの包装大手SCGパッケージングSCG Packaging(SCGP)社は、景気回復に伴う需要増に対応するため24億5000万バーツをかけてファイバーパッケージングの生産能力を年間75,000トン増強する計画です。
新しい生産能力は2023年半ばに商業運転を開始する予定です。

SCGPと日本のレンゴー株式会社が70対30の比率で設立した、タイ・コンテナーズ・グループThai Containers Group社を通じて行われるこの投資は、機械の設置をサポートし、運転資金として使用される予定であると述べました。

SCGPでは、タイにおける段ボールの需要は、食品・飲料、冷凍食品、輸出用加工食品、衛生用品などの包装用途の増加により、さらに市場が拡大すると見込んでいます。
政府の投資促進政策のもと、海外からの直接投資も増え続けており、輸出を牽引しています。
これらの要因は、経済が回復していることに起因しており、パッケージング産業の成長に寄与していると述べています。

SCGパッケージング(SCGP)社の2021年業績は、売上1264億3600万バーツ、純利益82億9400万バーツでした。
同社はタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、英国、スペインで50以上のパッケージング生産施設を運営しています。