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セナ、倉庫事業への進出を計画【タイ:建設】

SET上場のセナ・デベロップメントSena Development(SENA)は、
倉庫、サービスアパートメント、アセットマネジメントに手を広げ、
2022年には合計275億バーツ相当の49の新規住宅プロジェクトを計画する予定です。

常務取締役のKessara Thanyalakparkは、2022年中に他の事業に多角化し、
経常利益による安定した収益を増やしたいと考えていると述べました。

新規事業のほとんどは、不動産開発をサポートできる関連事業であるとしています。
「倉庫は、パンデミック時に需要が高まるので、最初に投資したいものです。
サービスレジデンスには興味があり、
日本のデベロッパーである阪急阪神プロパティーズと共同投資する予定です」と
述べています。

約10億バーツは、セナが2022年投資する新規事業への投資予算です。
SKアセットマネジメントの資産運用や、パワーキャッシュの住宅ローンなど、
セナがインキュベートしている事業も含まれます。

その他、医療関係者と提携してヘルスケアサービスを提供するウェルネス事業や
住宅購入者向けの金融サービスも予定しています。

また、医療従事者と提携してヘルスケアサービスを提供するウェルネス事業や、
住宅購入者向けの金融サービスも予定しています。
「規模の大きい事業はスピンオフして、新規株式公開による資金調達を支援する」と
Kessara氏は述べました。

昨年、MAI上場の住宅開発会社J.S.P. Property Plc(JSP)の株式24.16%を取得し、
大株主となったセナは、住宅開発事業に強気の姿勢を見せています。

昨年の12件102億バーツに対し、
49件275億バーツの新規プロジェクトを立ち上げる予定です。

新規プロジェクトの内訳は、コンドミニアム21件、低層住宅28件です。

その結果、2021年12月時点で41プロジェクト、
251億バーツ相当だった販売可能な残戸数は、
合計90プロジェクト526億バーツ相当となる予定です。

「JSPの買収により、ラチャプルック、バンブアトン、チャチュンサオ、スリラチャなど、
これまで進出しなかった新しい場所で低層住宅に進出することができます」
とケッサラ氏は述べています。

セナの主要セグメントであるコンドミニアムのポートフォリオは、
昨年の80%から60%に減少し、
低層住宅は戦略的買収後20%から40%に増加します。

2021年に計上した56億バーツ(自社開発27億、阪急阪神との合弁事業29億)の
約2.5倍となる140億バーツのプリセールスを目指します。

セナは2022年、122億バーツの譲渡を目標としており、
昨年の57億1000万バーツ
(自社開発分23億7000万、日本パートナーとの合弁事業分33億4000万)を
上回ると予想しています。

セナ・デベロップメントの2021年の業績は売上32億バーツ、
純利益13億バーツと発表しています。

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