清掃サービス会社LS 2 Holdingsがカタリスト上場で560万シンガポールドルを調達へ【シンガポール:サービス】
清掃サービスを専門とする環境サービス企業であるLS 2ホールディングスは、
2月にシンガポール取引所(SGX)へのカタリスト上場に向け新規株式公開(IPO)を開始しました。
2775万株を1株あたり0.20シンガポールドルで売却し、
総収益は560万シンガポールドルとなる予定です。
このIPOには公開株はありません。
募集に関わる費用を差し引いた推定純収益は、440万シンガポールドルです。
今回の増資は、LS 2ホールディングスの増資後の株式資本1億8500万株の
15%に相当します。
今回の増資後、グループの理論上の時価総額は3700万シンガポールドルとなります。
LS 2は、シンガポールの公共・民間セクター向けに、環境保全、施設清掃、
ハウスキーピング、
学校清掃、道路・海岸清掃、
パンデミック消毒などのサービスを提供しています。
町会、商業施設や民間住宅の施設管理者、公立・私立の教育機関、
民間企業などが同社の顧客の一部です。
同社は、これらのサービスを提供するために、協力会社のネットワークを持っています。
こうしたパートナーは、例えば、特殊なライセンスや設備、
人材が必要な清掃の分野などでは、グループのサービスを補完することもあります。
IPOで調達した資金の大部分(300万シンガポールドル)は、
シンガポールでの市場地位の強化、
サービス提供範囲の拡大、戦略的買収や合弁事業の提携、設備・技術への投資など、
事業拡大計画の資金として使用される予定です。
今後は、園芸サービスや、道路清掃、
廃棄物処理などのインフラレベルの清掃サービスなど、
提供するサービスの多角化を図っていきます。
また、既存の政府補助金や当社独自のリソースを活用して市販の機器を取得し、
当社のビジネスプロセスや顧客の要望をさらにサポートします。
LS 2は、そのネットワークを活用し、
環境サービスや総合施設管理サービス業界において確立されたブランドと
市場プレゼンスを有する企業を市場の利用可能な機会に応じて買収します。
LS 2は、買収を行う前に、対象企業の能力、スキル、技術、業務プロセス、
およびそれらが当社の事業と相乗効果があるかどうかを考慮すると述べています。
LS 2 Holdingsの2021年の業績は売上5500万シンガポールドル、
純利益700万シンガポールドルと発表しています。
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