ホーチミン市繊維刺繍工業組合によると、2020年のホーチミン市に
ある衣料品会社の受注は前年同時期に比べ40％減少しました。
また通商産業省によると、前年同時期に比べ今年度最初の
半年間は繊維品生産が＋1.8％増加し、アパレルの生産は
4.6％減少しました。

新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックにより消費文化に
変化が生じ、以前のような多額な購買活動よりも生活必需品の
購買活動に移行する動きが見られています。

ベトナムの多くの衣料品会社が国内市場に戻っていますが、
国民が消費活動を抑えているため国内需要も脆弱です。

6ヶ月間にわたる衣料品・繊維品の輸出総売上は
161億8千万ドルと推定されていましたが、－12.1％減少し、
繊維糸の輸出総売上は前年同時期より－20.9％減少しました。

衣料品産業の輸出総売上は327.5億ドル程度と
見込まれていますが、これは2019年と比較し、16％減少した
数値となっています。