2020年度のタイ証券取引所株価指数の予測【タイ:経済予測】
米中貿易摩擦リスクが大きく進み景気後退にならない限り、
タイ証券取引所の株価指数は安定していくと分析されています。
タイの株式市場は先物価格収益率P/E比と2020年の株式利回り
ギャップの点で魅力的になるとしています。
2020年の年末目標は1683ポイントでP/Eは16.5倍となっています。
2020年のEPSは102バーツとなっています。
注目されている分野では主に運輸およびユーティリティ
セクターの株式がSET50の構成要素の21%を占めています。
SETのP/E比率は2019年現在で、アセアン各国
(インドネシア、フィリピン、マレーシア)に対して高い
価値であるとしています。
タイ政府の予算承認による、メガ・プロジェクト予算執行は
国内経済とタイ証券取引所への刺激策になると
予想されています。
2020年度予算(実際の会計年度は2019年10月1日に開始)は
実施されるのが遅れていますが、タイ政府はここ数カ月内で
4,000億バーツ以上のいくつかの政府刺激策を開始しました。
タイ地方に多い農家収入保証だけでも700億バーツの予算が
組まれていますが、最近は一部の農産物(パーム油とコメ)の
価格が上昇しているため、実際の金額は低くなる可能性が
あります。
2020年度予算が通過した後、特に福祉プログラムに関連する
追加刺激策が予想されます。
予算は5,180億バーツ(前年比10.7%増)に相当し、
政府部門への通常の配分に加えて経済刺激策が含まれます。
インフラストラクチャプロジェクトの加速化も、
3空港の高速鉄道とマプタプット海港の第3フェーズなど、
いくつかの巨額なインフラストラクチャプロジェクトが
締結されました。
レムチャバン港の第3フェーズおよびウタパオ空港の
拡張プロジェクトは保留中です。
パープルライン南部線とオレンジライン西部線の電車開発、
マプタプット~ノンカイの標準ゲージ鉄道など、
タイ政府が入札のために新たな高額なプロジェクトを
さらに開始させるには、数ヶ月かかる可能性があります。
計画されている3プロジェクトはすべて環境影響評価
プロセスにおいて進展しています。
この記事へのコメントはありません。