フィリピンとマレーシアで展開するペトロン・コーポレーション【フィリピン:エネルギー】
サンミゲル・コーポレーションが親会社である
フィリピン国内最大の石油精製・販売会社
ペトロン・コーポレーション(PCOR)は、
フィリピン国内の石油需要の3分の1以上を
供給しています。
2018年業績は売上5573億ペソ、純利益62億ペソでした。
バターン州リメイLimayでは製油所
(1日あたり180,000バレル)と、32箇所のデポ・
石油貯蔵ターミナルを運営しています。
2019年時点では合計270,000バレルの生産量があり、
国内に2400のガソリンスタンドを展開しています。
ペトロン・コーポレーション(PCOR)は米国の多国籍
石油ガス会社Exxon Mobil Corpの下流石油事業買収により
フィリピン国内展開に向けて大きな一歩を踏み出しました。
2011年にはマレーシアの石油下流部門事業を購入しました。
エクソンモービルの保有するESSOマレーシア社の株式65%
を取得、その後社名変更しペトロン・マレーシア・
リファイニングとなりました。
1日あたり45,000バレルの生産量を誇ります。
ExxonMobilブランドのガソリンスタンド560箇所も
獲得しました(その後600まで成長)。
ExxonMobilのネットワークは、Petron Malaysiaとして
ブランド変更されました。
ポートディクソンの製油所も拡張され、1日あたり
88,000バレルの精製能力を備えています。
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