タイ東北部のナコンパノム県、メコン川周囲気観光サービスを充実【タイ:観光サービス】
ナコンパノム県(Nakhon Phanom)では、観光県としての魅力を
強め、メコン川沿いの文化的および宗教的多様性を促進するために、
近隣県を結ぶ交通ルートを建設・充実させるとしています。
ナコンパノム県はタイ東北部の一県でメコン川に面しています。
人口は70万人規模で、同県から第3タイ・ラオス友好橋も
つながっています。
ムックダハン県、サコンナコン県、ノーンカーイ県と接していて、
ラオスのボーリカムサイ県、カムムアン県、サワンナケート県と
国境を有しています。
同県のNakhon Phanom Tourism Business Associationの
会長Chanyut U-Papong氏は、観光オペレーターが地域住民と
協力して川沿いでより多くのクルーズルートを開発していると
述べています。
メコン川クルーズツアーの環境・文化への影響に関する調査が
実施され、2020年中にクルーズサービスを開始し、
桟橋が建設されると予想しています。
クルーズルートは、Tai Saek部族や、Sri Kotaboon王国の
拠点で歴史的なコミュニティであるBan Nong Chanなど、
さまざまなコミュニティの地元の生活様式を観光客に
体験させます。
ナコンパノム県は北部イサーン地方から中央ラオスにかけての
地域にSi Kottaboon文明があったことが知られています。
同県はその中心地であり、最初は「Si Kotrabun」という
名前で知られていましたが、ラマ1世によって「Maruka Nakhon」
の名が与えられ、その後ラマ2世によって「ナコンパノム」の名が
与えられました。
ナコンパノムとは山の都を意味します。
タイ政府観光局(TAT)ナコンパノム事務所の
Chalermchai Rujiwararat氏は、旅行支出を増やし滞在を
延長するために、ナコンパノム県とサコンナコン県および
ムクダハン県を結ぶ仏教・化観光ルートを促進したいと
コメントしています。
ナコンパノム県には2019年時点で133箇所のホテル・
合計2927室があります。
ハイシーズン中の稼働率は約60%で、年間を通じては
過去53%から増加し56%と予測されています。
観光客は1日平均1人あたり1,135バーツを費やし、
平均2.4日滞在します。
2018年の同県の観光旅行者は114万人で、
2019年は5%増加すると予想しています。
同県の観光客の約70%を高齢者が占めています。
彼らは多くの宗教的な魅力、特に神聖な
ランドマークであるPaya Sri Satta Nakarat像を
楽しんでいます。
2019年の最初の10か月で、ナコンパノムの訪問者数は
965,644人で3.1%増加し、収入は18億9900万バーツで、
前年比5%増加しました。
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