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タイの国営放送局チャンネル9を運営するMCOT、電気通信規制当局の当初の計画に反対【タイ:放送・メディア】

タイの国営放送局チャンネル9を運営するMCOT(MCOT)では、
国営放送局が保有する2600MHz範囲の160MHz帯域を
リコールするための補償として30億バーツを支払うという
電気通信規制当局の当初の計画に反対し、金額が低すぎると
述べています。

NBTC(National Broadcasting and Telecommunications
Commission)は、2020年2月に予定されている5G通信向け
周波数オークションで、返却された帯域幅の入札金額を
引き上げて入札することを望んでいます。

MCOT社はNBTCの未使用の2600MHz範囲の取得への準備が
出来ていますが、金額は会社にとって公平でなければならないと
主張しています。

MCOTは2010年に行われたパートナーPlayworkとの契約に基づき、
有料テレビサービスでこの範囲を活用する予定です。
しかしNBTCが承認していないため、有料TVプロジェクトは
まだ開始されていません。

NBTC理事会が補償に関する決議を発表すると、
MCOT社は30億バーツの補償金額を「受け入れられない」と
主張しました。
2600MHz範囲での190MHz帯域幅の合計予約価格の約10%
という数字は低すぎるとしています。

MCOT社はタイ証券取引所に上場する放送局です。
2018年業績は売上25億6200万バーツ、
純利益-3億7500万バーツでした。

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