タイの大手飲料・アルコール企業のタイ・ビバレッジが醸造部門のみIPOを計画【タイ:食品・飲料】
タイの大手飲料メーカー・アルコール企業である
タイ・ビバレッジ(THBVE)は、シンガポール証券取引所で
醸造部門のみ単体上場を計画しています。
仮に上場すると近年最大規模のIPOとなり、資金調達額は
55億USドル、バリュエーションは100億USドルになると
しています。
シンガポール証券取引所(SGX)における近年最大規模の
上場案件は、2011年に55億USドルを調達したハチソン・
ポート・ホールディングストラストでした。
香港証券取引所では、2019年9月にビール大手アンハイザー・
ブッシュ・インベブのアジアユニットであるバドワイザー・
ブリューイング社が50億USドルを調達し、2019年で4番目に
大きいIPOとなりました。
タイ・ビバレッジThai Beverageの新規上場計画には、
タイ国内とベトナムのビール醸造資産が含まれる可能性が
あるとしています。
ベトナムでは2017年に同国ビール最大手サベコ社の株式
53.6%をベトナム政府から約110兆ドン(48億USドル)で
取得すると発表しました。
タイ・ビバレッジ社はビール醸造所事業とは別に、
アルコール飲料事業でSongSamラム、Meridianブランデー、
Drummerウィスキーなどの酒を生産する蒸留所を運営しています。
また、シンガポールのFraser&Neave Ltdの約28.5%を
所有しています。
この記事へのコメントはありません。