クレジットカード大手KTCは審査基準を厳しくする方針【タイ:金融】
タイ国営クルンタイ銀行(KTB)傘下でノンクレジット金融を
展開するクルンタイカード(KTC)では、タイ国内の経済が
悪化するにつれて保有資産の質が低下するのを防ぐために
新しいローン承認と債務回収の基準を厳しくする予定です。
同社の資産の質は経済の混乱に伴い悪化の兆しを見せていますが、
KTCは2019年9月末に不良債権率NPL率を1.1%に抑えることが
できたと最高経営責任者のRathian Srimongkol氏は
発表しています。
同社ではクレジットカードの支出成長は2019年通年の成長目標
+15%を下回ると予想しています。
一部のクレジットカード利用者は、景気後退の中で
キャッシュフローを管理するツールとしてクレジットカードを
現金化して使用しています。
そのため、より強力なリスク管理が必要であるとしています。
クルンタイカード(KTC)はタイ国内のノンバンク・
クレジットカード大手企業の一つです。
同社はクレジットNPLの抑制について楽観的であるとしています。
同社の不良債権は2018年末の0.83%から0.76%に減少しています。
不良債権NPLの合計が2019年年末のローン合計の1.1%に
変化しないことを目指しています。
また、新しいビジネススケールとポートフォリオを
拡大するために数年を費やしていくとしています。
タイ銀行から新しいビジネスライセンスが付与された後、
無担保および担保付きローン製品、ナノおよび
ピコファイナンスサービスをカバーしていきます。
2020年は35万枚の新しいクレジットカードとカード支出
+15%増加を目指しています。
2019年時点ではおよそ246万枚のKTCクレジットカードが
流通しています。
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