アセアン地域のキャッシュレス決済は「モバイルファースト」【ベトナム:電子決済】
アセアン地域のキャッシュレス決済は、スマートフォンなどの
モバイル端末利用を前提とした「モバイルファースト」で
進んでいます。
ベトナムでは、モバイル決済アプリとして「モモ(Momo)」や
「ザロペイ(ZaloPay)」、テンセント系「エアペイ(AirPay)」が、
加盟店とユーザー獲得を強化しています。
「モモ(Momo)」はスタートアップとして電子決済・
キャッシュレス決済を手掛ける企業です。
同社の提携先は2019年時点で1万2000社、決済取扱店舗は10万店、
提携銀行はベトナム国内銀行が43行と大手外資銀行が23行と
成長しています。
2019年11月時点でのモモ(Momo)のアプリユーザーは、
iOSとアンドロイド(Android)合わせて1300万人に上ると
言われています。
「ザロペイ(ZaloPay)」はベトナムNo1チャットアプリの
ザロが展開する電子決済アプリです。
ベトナム最大手のオンラインゲームメーカー及び
インターネットサービス会社であるVNGコーポレーションが
運営しています。
時価評価額が10億USドル超え、ベトナム初のユニコーン企業に
なる見通しです。
VNGは無料メッセージアプリ「ザロ」やオンラインゲームなどを
手掛けており、多くのベトナム国内ユーザーに認知されている
という強みがあります。
他には、デジタル・コマースやフィンテックを手がける
ネクストテック・グループ・オブ・テクノプレナーが
展開する電子マネー「ヴィモ(Vimo)」がありますが、
NextTech Group of Technopreneurs社のグエン・ホア・ビン
会長は、2019年6月、VimoとmPOSが合併し「ネクストペイ」を
設立すると発表しています。
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