フィリピンの大手インフラ企業メトロ・パシフィック・インベストメント、企業解説【フィリピン:インフラ・建設】
フィリピンの大手インフラ企業であるメトロ・パシフィック・
インベストメント(MPI)はManuel Pangilinan氏が率いる
インフラストラクチャー・建設企業です。
同社はフィリピン国内の有料道路への投資を拡大しつつ、
東南アジア域内で最大の車両交通量を誇る道路網運営を
目指しています。
フィリピン国内では子会社Metro Pacific Tollways Corp社を
通じて有料道路を経営しています。
同国内有料道路システムすべての1日あたり平均車両進入数は、
2017年9月時点で47万1,634台になりました。
2018年業績は売上830億2900万ペソ、
純利益141億3000万ペソでした。
インドネシアではインドネシア証券取引所(IDX)の上場企業
ヌサンタラ・インフラストラクチャ(META)に出資しています。
同社にはMetro社が74%出資しています。
2018年の業績は売上7810億ルピア、純利益1790億ルピアでした。
PT Nusantara(META)は、2018年7月にMPIが同社への投資を
48.3%から53.3%に引き上げたため子会社になりました。
その後、さらに買い増しして74%に増加しました。
メトロ・パシフィック・インベストメント(MPI)社の
フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシアにおける
プレゼンスは、アセアン域内インフラ管理・有料道路
グループの構築に向けて順調に進んでいます。
ベトナムではCII Bridges and Roads Investment
Joint Stock Co.(CII B & R)、
タイではDon Muang Tollway Public Ltd.が含まれています。
メトロ・パシフィック・インベストメント(MPI)社は、
2018年にベトナム最大の水道会社の1つである
Tuan Loc Water Resources Investment JSCの株式49%を
19億9900万ペソで買収しました。
取引は完全子会社のMetroPac Water Investments Corp.を
通じて行われました。
Tuan Loc Water Resources Investment JSCはベトナムの
大手水道会社の1つであり、設備容量は1日あたり310(MLD)
(million litres per day)、2017年末時点の請求量は
約102(MLD)です。
供給先の大半は工業団地を対象として運営しています。
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