フィリピンの酒造大手エンペラドール(EMP)に関して【フィリピン:酒造製造】
不動産界の大物アンドリュー・タン氏が設立した
エンペラドール(EMP)は、フィリピンの酒造大手企業です。
エンペラドール社は、フィリピンの有力コングロマリットである
アライアンス・グローバル・グループ(AGI)傘下の酒類製造・
販売会社で、フラッグシップブランド「Emperador」を保有する
世界最大手のブランデー製造会社です。
2014年にはスコッチウイスキー会社第5位Whyte and Mackay
Limited(ホワイト・アンド・マッカイ社)を4.3億ポンドで
買収しています。
ブランデー以外にもウイスキー「The Dalmore」「Jura」
「Whyte & Mackay」「John Barr」
ウオッカ「Vladivar」等のブランドを保有しています。
スペインではブランデーの一貫製造体制
(ブドウ園経営から醸造まで)を構築しています。
2015年、エンペラドール社はスペインのフンダドール社を
買収し、世界最大のブランデーメーカーになりました。
その後、スペインのヘレスに本社を置くブランデー企業
ボデガ・サンブルーノS.A.を、スペインの
酒造コングロマリットの1つであるゴンサレスビアスS.A.
から買収しています。
そしてマドリードで409ヘクタールの追加のブドウ畑の
土地を取得し、スペインのブドウ畑の土地1,000ヘクタールを
獲得しました。
エンペラドールはスペインで1,500haのブドウ畑の土地、
約100万平方mのセラーとボトリング施設、および4つの
蒸留所を管理しています。
同社の飲料ポートフォリオは現在、世界中の100か国以上
展開しています。
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