タイの不動産仲介会社Plus Propertyによると
ホアヒンで販売されているコンドミニアムの70％
（3700戸数）は、ホアヒン・ビーチに近いエリアに
集まったプロジェクトのものです。

ビーチに近いエリアの販売率は81％、平均販売価格は
1平方mあたり88,000バーツで、ビーチフロント地区
（1平方mあたり120,000バーツ）の平均よりもほぼ
30％低くなっています。

2019年6月までに、ホアヒン全体では約5,200の
コンドミニアムユニットがありました。
ホアヒン、チャアム両地域の総供給量は11,700戸数で、
売上比率は76％でした。
地域内すべての平均販売価格は、1平方mあたり
90,000バーツでした。

過去3年間で、毎年約1,000～2,000ユニットの新しい
住宅供給が市場に参入しています。
供給の50％以上はチャアムにあります。
一般的に、チャアムではホアヒンの住宅不動産よりも
スペースが広くなっています。

ホアヒンは病院、大型モール、コミュニティモール、
ウォーターパーク、ゴルフコースなどの高級商業施設を
多く備えているため、ホアヒンの住宅不動産売上比率は
チャアムを上回っています。

ホアヒンの不動産マーケットは大まかに3つの地域に
分類され、ビーチフロント(Beach Fron)、ビーチ近くエリア
(Near the Beach)、丘エリア(Hillside)があります。
ビーチ近くのエリアは、ビーチフロントよりも安価であり、
さらに丘エリアに比べて海に比較的近いため、
最も人気があるとされています。

2017年以降、ビーチ近くのエリアでは合計4プロジェクトが
開始され、そのうち3つはホアヒンの市街地内に位置し、
Phetkasem Roadに隣接していました。
同地域は通勤が容易で、住民がビーチ、モール、病院などへ
アクセスしやすく、ビーチフロントゾーンよりも手頃な
価格でした。

ホアヒンのコンドミニアムの持続的成長要因は、同地域が
バンコクから近く、休日を過ごす場所として非常に人気が
あるということです。
過去5年間でホアヒンを訪れるタイ人および外国人の訪問者の
数は毎年6％増加しています。

ホアヒンへの観光客数は高速鉄道の開発と空港拡張により、
今後も増加すると予測されています。
また、多くの航空会社がホアヒンへの国際直行便を開始するに
つれて、外国人観光客のさらなる到着増加も期待されています。