タイ上場企業ペース・デベロップメントは債務不履行を発表【タイ:不動産・カフェ】
タイ国内を中心に高級不動産開発と、高級食料品・カフェチェーン
「ディーン&デルーカ」を傘下に持つタイ上場企業の
ペース・デベロップメント(PACE)は、銀行からの借り入れ
26億4500万バーツの返済が不履行に陥ったと発表しました。
同社2018年業績は売上88億1340万バーツ、
純利益-51億5500万バーツと大幅な赤字でした。
10月に発表された同社プレスリリースによると、
同社および子会社はサイアム商業銀行(SCB)に対して
合計額26億4500万バーツの債務不履行が発生しています。
これは2019年6月末時点総資産の12.55%に相当する金額です。
2019年10月17日の支払を行うことが出来ておらず、
11月4日以内に返済の必要があるとしています。
同社株価は2019年10月21日-12.5%下落、10月24日
-14.29%下落、10月25日-16.67%下落となっています。
同社では早急な財務の立て直しと債務管理について協議を
進めていくと発表しています。
ペース・デベロップメント(PACE)社はタイの富豪
ソラポットSorapoj Techakraisri氏が率いる
不動産会社で、2019年時点タイで最も高い商業複合施設ビル
「マハナコーン」などを開発した企業です。
2014年には米ディーン&デルーカを買収し、米国やタイなどで
展開しています。
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