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マレーシアでは肥満率・糖尿病罹患率が増加を続ける【マレーシア:医療】

マレーシア保健省の発表によると、1996年から2006年までの
10年間で30歳以上の国民における糖尿病の罹患率は8.3%→
14.9%(6.6%増)、また、高血圧と診断される割合は
32.9%→42.6%(9.7%増)と大きく増加しています。

また同期間における18歳以上の肥満率(BMI30以上)は
4.4%→14%に増加、2011年にはさらに増えて16.3%と
東南アジアで最も高い水準になっています。

WHOの統計(2008)によると、15歳以上のマレーシア人の
61.4%が運動不足とされており、この値は周辺国より
飛び抜けて高く(タイ19.2%、インドネシア29.8%)、
中東諸国やミクロネシア(66.3%)、先進国
(英国63.3%、日本60.2%)の値に近いとしています。

マレーシアは2016年2月の保健省発表により
東南アジアで最も肥満人口が多い国として
知られるようになりました。
前年(2015年)に行われた健康・罹患率調査によると、
肥満のマレーシア人は人口の17.7%、太りすぎに
分類される人は30%を占めると発表されました。
合計するとマレーシア人口のほぼ半分が過体重
または肥満のいずれかです。

肥満の有病率は1996年の4.4%から、
2006年は14%まで劇的に増加しました。
その後、2011年15.1%、2015年17.7%と
増加し続けています。
太りすぎの成人の有病率は30%です。

また、この国の成人の47.7%が高コレステロール
であることも明らかになりました。
ただし、高血圧の有病率は2006年32.7%から
2015年には30.3%に減少しています。

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