2019年インドネシアの経済成長見通し、当初より引き下げ+5.0%と発表【インドネシア:経済見通し】
世界銀行とIMFはそれぞれが発表していた
2019年のインドネシア経済成長見通しについて、
従来予測から-0.1ポイント引き下げ、5.0%増と
発表しています。
米中貿易戦争で経済の不透明性が高まっており、
世界的な需要の減退がみられることなどが影響すると
予想しています。
インドネシア政府自身は+5.3%の成長を
目標としていましたが、伸び悩みが顕著になると
しています。
世界銀行は「East Asia and Pacific Economic Update」
において、シンガポールとブルネイを除くASEAN諸国の
2019年の経済成長率について、2019年4月時点の予測値を
-0.4ポイント下回る+4.8%としています。
米中貿易摩擦によって中国からの生産移転が進むものの、
東南アジア・大洋州諸国は相対的に規模が小さく製造業
インフラも十分とはいえないことから、短中期的に中国の
代替国となることは難しいと指摘しています。
インドネシアのGDP成長率は2015年に+4.8%となった後も
徐々に拡大し、2018年には+5.2%に達していました。
2019年に入って第2四半期までのGDP成長率は+5.1%と
伸び悩む傾向にあります。
インドネシア中央銀行でも7月から3カ月連続で政策金利の
引き下げを行うなど国内の景気刺激策を取っています。
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