クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)はGojekへ出資 【インドネシア:スタートアップ】
クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は2019年
10月、東南アジアを代表する配車・マルチサービスアプリを
展開するインドネシアの大型スタートアップ「ゴジェック」
に対して、5000万USドルを出資することを発表しました。
Gojekは2010年に創業したマルチサービス・テック企業です。
インドネシアでサービスを開始後東南アジア5ヶ国に展開し、
累計アプリダウンロード数が1億5500万回に達する
東南アジア最大級のデジタルプラットフォームとなりました。
Gojekは2018年末時点、資金調達ラウンドで10億USドルを
獲得しており、2019年はさらに30億USドルの確保を
目指しています。
仮に30億USドルの資金調達に成功すると、クールジャパン機構
の出資比率はごくわずかになります。
Gojekは食分野において、東南アジアで最も多くの注文数を
扱うフードデリバリーの「GoFood」および高評価の飲食店を
集めた屋台村運営事業「GoFood Festival」を展開しています。
30億USドルは2018年に競合Grabが調達した金額に等しい額です。
Gojekがベトナム、タイ、シンガポールに進出する中、
配車業界では多額の投資が行われるようになり、Gojekと
Grab大手2社が東南アジアでの覇権をかけて争っています。
Uberは2018年にGrabへ東南アジア事業を売却、同市場から
撤退しています。
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