ノーブル・デベロップメントはホンコン・ランドと提携して不動産開発【タイ:不動産開発】
タイの中堅不動産開発企業ノーブル・デベロップメント
(NOBLE)は、香港に本拠を置く不動産投資グループの
ホンコン・ランド(H78)と提携し、バンコク都内の
ワイヤレス通りに高級コンドミニアムを開発します。
ノーブル社のThongchai会長兼最高経営責任者(CEO)に
よると、ホンコン・ランドは英国大使館跡地の区画を
20ライ(1ライ=1600平米)を、小売大手Central Pattana
(CPN)グループと提携し落札しました。
総事業費は約100億バーツ、コンドミニアム単価は
1平米あたり30万バーツを超え、2020年半ばに発売される
予定でタイの富裕層と外国人に売り込む方針です。
2020年第2四半期に開始する予定の
複合不動産プロジェクトには、オフィスと高級ホテル、
商業施設セントラル・エンバシーの新フェーズが
含まれます。
ホンコン・ランド社は近年、タイのバンコク不動産市場で
強気な戦略を採用しています。
2017年には酒造企業グループ子会社のシンハー・エステート
(S)と合弁会社を設立し、スクンビットソイ36で
コンドミニアム開発を進めています。
ホンコン・ランド社のタイにおける初プロジェクトは、
2001年にゲイソン・プロパティとの合弁で商業施設
Gaysorn Plazaを2億バーツを掛けて開発しました。
ホンコン・ランド(H78)社は主に香港とシンガポールで
不動産開発を手掛ける大手企業でシンガポール証券取引所
(SGX)に上場しています。
香港のジャーディン・マセソンが株式50%を保有しています。
同社はアジア全域で商業用および住宅用不動産を保有し、
不動産投資、管理および開発などを行っています。
2018年業績は売上26億6500万USドル、
純利益24億5700万USドルでした。
ホンコン・ランド社はタイでは2017年から
シンハー・エステート(S)社との「The ESSE Sukhumvit36」
セントラル・パタナー(CPN)社とのプロジェクト「名称未定」
プロパティ・パーフェクト(PF)社との「Lake Legend Chaeng
Wattana」そしてノーブル・デベロップメント(NOBLE)社と、
積極的・継続的にタイ企業との合弁投資、開発を進めています。
様々な合弁パートナーと共同で出資していますが、
全てのプロジェクトは同社の強みを持つ高級または
超高級セグメントです。
ノーブル・デベロップメント社は2つの合弁会社、
HKL Noble Holding CoとHKL Noble Wireless Coを設立し、
ワイヤレス通りの高級コンドミニアム開発計画を
発表しています。
HKL Noble Holdingは、ノーブル社が51%、ホンコン・ランドの
子会社であるHKL Thai Developmentが49%を保有します。
HKL Noble Wirelessは、HKL Noble Holdingが51%、
HKL Thai Developmentが49%を保有します。
どちらもそれぞれ10万バーツの資本金を登録しています。
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