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タイにおける生活習慣病のデータ(3)糖尿病患者数【タイ:医療・統計】

タイ総人口は6910万人(2017年時点)であり、
年齢別では、生産労働人口15~64歳が全体の
60%強を占めています。
中でも医療費に大きな影響を与える60歳以上人口の
割合は年々増加しており、2025年には20%弱を占める
見込みです。

タイ国内の生活習慣病患者数(糖尿病、内分泌系・代謝障害、
心血管疾患合計)は2011年844万人、2013年969万人、
2015年1091万人と急速な増加傾向にあり、タイ政府でも
食生活に関する対策の必要性を認識しています。

タイ保健省によると、タイ国内の糖尿病患者数推定は
2013年でおよそ320万人、成人人口のおよそ6.4%が
糖尿病であると推定しています。
2016年時点で糖尿病の有病割合(成人)は約7~8%、
400万人以上におよんでいます。

政府として糖尿病対策を何もしない場合、2035年までにさらに
110万人増の430万人まで増加する見通しが出ています。
また、肥満率も上昇しており、男性31%、女性44%が
BMI25以上となっています。

ASEAN(東南アジア諸国連合)の中で
タイはインドネシアに次ぎ2番目に糖尿病患者が多く、
国際糖尿病連合(IDF)ではタイ人の糖尿病患者数について
2015年に推定400万人と報告しています。
(インドネシアは2015年約1000万人)

また、腎臓病について2017年5月のタイ腎臓病協会・
腎臓保健サービス開発委員会の発表によると、
ここ20年でタイ国内の腎臓病患者数は増加し続けており、
同国の重度腎臓病患者数は30万人以上まで増加すると
しています。

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