SCアセットは2019年内に10プロジェクト、133億バーツを開発予定【タイ:不動産開発】
タクシン財閥系の不動産開発企業SCアセット・コーポレーション
(SC)では、2019年の残り4カ月間で133億バーツ相当の
新規10プロジェクトを開始する予定です。
SCアセット社のfirst vice-presidentである
Prayongyut Itthiratchai氏は、2019年第4四半期に
合計60億バーツ相当のコンドミニアムプロジェクト二つを
立ち上げると発表しました。
同社は、タイ中央銀行の住宅ローン規制により
loan-to-value制限が機能してタイ国内マンション市場を
減速させたとしています。
新規プロジェクトの1つはセントラル・ラップラオの向かいに
建設される高級コンドミニアム「Crest Park Residences」
があります。
420戸数で開発予算は35億バーツ相当です。
同物件はSCアセット社と日本の西鉄グループとの合弁会社が
開発を行います。
もう1つは開発予算25億バーツ相当の「Scope Thonglor」
100戸数です。
その他、2019年9月~12月に開始される8プロジェクトは、
5つの戸建住宅プロジェクト、2つのタウンハウスプロジェクト、
および戸建住宅とタウンハウスの混合プロジェクトで
構成されます。
SCアセット社はプリセール目標額を200億バーツ、
売上予測190億バーツで下方修正せず設定を維持しています。
2018年はプリセール150億バーツ、売上156億バーツでした。
また、同社は80億バーツ規模の超高級コンドミニアム
「28 Chidlom」について、2019年8月に建設完了した後に、
合計32億バーツ相当の残りユニットの販売を開始します。
ハイエンドのバイヤーは、購入決定を下す前に
コンドミニアム完成品を見ることを好むため、
販売を遅らせていたとしています。
28 Chidlomの販売単価は1250万バーツ~です。
同社はまた、2019年第2四半期に84億バーツ相当の
超高級コンドミニアム「Scope Langsuan」を
販売しています。
スコープ・ランスアンの販売単価は4,000万バーツからと
しており、主に事業オーナーがターゲットになります。
同社では他にも、2つの高級コンドミニアムで売れ残り
ユニットを保有しています。
「Saladaeng One」では残り14億バーツ、
「Beatniq Sukhumvit 32」は残り20億バーツあります。
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