マレーシアの通信大手アシアタとテレノールのアジア事業合併計画は破談【マレーシア:通信】
マレーシアの通信大手アシアタ・グループ(AXIATA:6888)と、
ノルウェーのテレノール・アジア事業合併計画は破談に
なったことが発表されています。
2019年5月に発表されていた両社の合併計画は、
両社がカバーする東南・南アジア9カ国でシェアを大幅に
高める狙いでしたが、交渉の結果、合併条件を巡って合意が
まとまらなかったとしています。
アシアタ・グループは、1992年にマレーシアテレコムが
国際部門をTM International Bhdとして分離し、2009年に
現社名へ変更しました。
2018年業績は売上238億8578万リンギ、
純利益-50億3400万リンギでした。
ノルウェー資本のテレノール社は、マレーシア通信事業者Digi
(DIGI:6947)の最大株主です。
Telenor Asia Pte Ltdの親会社であるTelenor ASAが49%を
保有しています。
1995年5月にDigiはマレーシアでデジタル通信事業として
設立され、同国有数の携帯電話通信会社になりました。
2018年業績は売上65億2711万リンギ、
純利益15億4000万リンギでした。
アシアタ、テレノールの両社は2019年9月に
マレーシア証券取引所(BRUSA)へ別々の提出書類により、
アジアにおける通信とインフラ資産の合併交渉に関する
議論を終了することで相互に合意したと発表しました。
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