CPグループの不動産開発部門であるCP Landは観光と工業団地に投資【タイ:観光サービス・工業団地】
タイの複合財閥CPグループ(チャロンポカパーングループ)の
不動産開発部門であるCP Land社(未上場)は、2019年~
2021年の3年間で40億バーツを費やし、ホテル数を25箇所に
倍増する計画です。
また、タイ東南部ラヨーン県の工業団地でインフラと
ユーティリティを開発するために20億バーツを費やします。
CP Land社ではタイの観光業と工業分野は政府の主要政策に
よって推進されるため、同社の投資戦略の中でも重要かつ
優先分野であるとコメントしています。
タイ国内経済は減速しているものの、観光業・旅行業は
引き続き成長すると予想され、同社のホテル部門投資戦略は
タイ地方県での観光支出を通じた国内消費を促進する政府に
よるキャンペーンの恩恵を受けるとしています。
CP Land社は2019年時点でFortune Hotelブランドの11ホテルを
9県で合計1,656室運営しています。
8ホテルは地方県でナコンパノム県に2つ、チェンライ県、ターク県、
ルーイ県、ナコンシータマラート県、ブリラム県、ピサヌローク県に
それぞれ1つずつあります。
他の3ホテルはバンコク都、カオヤイ地区、ナコンラチャシマ・
ムアン地区にあります。
バンコク都心のグランドメルキュールフォーチュンは
ラマ9世地区のラチャダピセーク通りに400室あり、
宿泊率は90%を越えています。
27年間運営されており、年間5億バーツという売上を
得ています。
また、各県における平均宿泊占有率は50%です。
同社はコーンケーン県、ウドーンターニ県、ソンクラー県
ハジャイなどの25地区でホテル需要が高いと分析しており、
2022年までに合計4,000室以上の宿泊施設を増やすことを
目指しています。
同社はまた、ラヨーン県にあるCPGC工業団地に向けて
2019年前半に合計40億バーツを費やし合計3,068ライの
土地区画を取得した後、インフラ整備とユーティリティ
整備の建設を開始するとしています。
同プロジェクトはCP Landと、中国の建設会社大手である
広西建工集団(Guangxi Construction Engineering Group)
との合弁会社CG Corporationによって開発されました。
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