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タイの老舗ホテル企業エラワン・グループは事業拡大を継続【タイ:観光サービス】

タイの老舗ホテル企業エラワン・グループ(ERW)は、
2019年~2023年の5カ年戦略において投資計画を継続し、
2020年までにホテルプロジェクトを87箇所、
約10,000室到達を計画しています。
2019年はタイで9つのホテルを開業する予定です。

そのうち7ホテルは「Hop Inn」ブランドで合計573室を運営、
残り2ホテルはバンコク都内のメルキュールとイビス・
スクンビット24の合計300室です。

エラワン・グループは2019年4月にJWマリオットバンコクの
部分的改修を開始し、2019年第4四半期には133室すべてが
開業する予定です。
他のソフトリノベーションプロジェクトには、
103室のイビス・サトーンや130室のイビス・パトンなど、
Ibisブランドのホテルがあります。

エラワン・グループ(ERW)の2019年第2四半期のホテル営業
利益は前年同期比+4%増の13億4000万バーツでしたが、
2019年上半期の売上は30億4000万バーツで前年同期比1%増、
純利益は2億2700万バーツでした。

第2四半期売上の約41%は、グランドハイアットエラワン
バンコク、JWマリオットバンコク、ルネッサンス・コサムイ・
リゾートアンドスパ、プーケットのナカアイランドから成る
高級ホテル部門によるものでした。
残りの売上は、タイとフィリピンにある中規模ホテルおよび
Hop Innなどのミドル・セグメントからでした。

中国本土の観光市場に関する同社の調査によれば、
海外旅行をする中国本土の人々は多いものの、
タイやベトナムはあまり旅行先として選ばれていない状況です。

中国人観光客はエラワン・グループの主要ターゲットですが、
タイを訪れる中国人の数は2019年上半(1月~6月)に-4.7%
減少し590万人になりました。
これは世界景気の低迷、バーツ高、2018年にプーケットで
起きたボート事故などが理由としています。

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