BTSグループ・ホールディングスは音楽芸能企業RSの株式7%を取得 【タイ:インフラ・音楽】
バンコク高架鉄道を運営するBTSグループ・ホールディングス
(BTS)社は、2019年8月にタイの音楽・芸能・EC販売大手RS
(RS)社の株式7%を10億バーツで取得したことを発表しています。
今回の買収によってマルチプラットフォームコマースを形成し、
新しいビジネスチャンスを生み出し様々な経路による販売拡大を
進めるとしています。
RS社は2022年までに100億バーツの売上を目指しています。
2018年業績は売上39億5500万バーツ、
純利益5億1600万バーツでした。
売上目標達成のため、様々な新しいプロジェクトを開始する
予定です。
RS社では、2019年はマルチプラットフォームコマースと
Direct to Consumer(D2C)ビジネスに移行する重要な
年であるとコメントしています。
BTSグループ・ホールディングス社ではこの戦略的パートナー
シップがBTSとRSの両方のビジネスチャンスを拡大すると
コメントしています。
BTSが運営する高架鉄道は1日あたり100万人以上の輸送を
手掛けています。
同社が管理する大量輸送交通ネットワークは、
2021年までに48.9㎞から133.4㎞に拡大する予定です。
BTS子会社であるVGI社(VGIグローバルメディア)では、
120億バーツ以上のメディア広告サービスを
提供しています。
また、VGI子会社Rabbit GroupがLine社と提携している
Rabbit Line Payでは1,800万人以上のユーザーにサービスを
提供しています。
そのほか、VGIが出資しているKerry Expressは
毎日120万人の消費者に物流サービスを提供しています。
VGIでは2019年6月にKerry Express Thailandを
タイ証券取引所に新規上場させる計画を発表しています。
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