香港系小売企業デイリー・ファーム・インターナショナルが苦戦【シンガポール:小売】
シンガポール証券取引所に上場している香港系小売大手
デイリー・ファーム・インターナショナル・ホールディングス
(D01)では、東南アジアを中心に高級スーパー、中級スーパーを
展開しています。
同社ではスーパー・小売店事業のリストラクチャリングを
進めています。
複数年にわたる再編計画は、新しいCEOを中心にまだ
進行中であるとしています。
同社の小売店舗ネットワークは、中国本土、香港、マカオ、
台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ブルネイ、
インドネシアなどで10,000店舗以上のスーパーマーケットと
ハイパーマーケット、コンビニエンスストア、ヘルス&ビューティー、
家具等の各セグメントで展開しています。
2019年上半期の売上は137億8100万USドル、
純利益は1億7800万USドルと発表しています。
2018年業績は売上117億4900万USドル、
純利益4億2400万USドルでした。
マレーシア国内ではデイリーファーム子会社でGCHリテールを
展開しています。
GCHリテールが運営する店舗は、2014年には高級スーパー
「メルカト」、「ジェーソンズ・フード・ホール」を含めて
147店舗もありましたが、2019年7月時点で100店を
割り込んでいます。
同社は元々マレーシアの小売業でしたが、
1999年香港資本のデイリーファームの傘下となりました。
デイリー・ファーム・インターナショナル・ホールディングス
社は1886年に創立されました。
同社は香港のコングロマリットであるジャーディン・
マセソン傘下の小売企業です。
中国・台湾・香港・マカオ・マレーシア・インドネシア・
シンガポール・ベトナム・ブルネイ・インドにおいて、
スーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンター、
飲食業などの業態を展開しています。
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