独立発電企業ラチャ・グループは国内外の電力企業買収を進める【タイ:エネルギー】
タイ証券取引所に上場している独立発電企業ラチャ・グループ
(RATCH)は2つの発電系企業(タイ国内発電企業1社・
海外発電企業1社)と買収案件の交渉を行っています。
2025-27年のラチャブリ県発電所新設計画の廃止により、
失われた売上分を相殺するため新しい買収契約について
協議を進めています。
交渉は最終段階に達しており、2019年12月までに
2つの契約取引を完了する予定であるとしています。
これにより4つの既存ガス火力発電所が終了しても
相殺出来ると期待しています。
ラチャブリ県の発電所は、1400MWの火力発電所と
2100MWのコンバインドサイクル発電所で構成されています。
ラチャ・グループ(RATCH)はタイ最大の独立民間電力
会社であり、タイ国営発電公社(EGAT)が45%持分を
所有しています。
発電・エネルギー関連事業に注力し、化石燃料発電
および再生可能エネルギープロジェクトなどへの投資も
行っています。
2021年より開業予定のピンクライン(ノーザン・
バンコク・モノレール社)、イエローライン
(イースタン・バンコク・モノレール社)を運営する
合弁企業にも10%出資しています。
2019年上半期業績は売上235億1800万バーツ、
純利益36億9300万バーツでした。
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