WHAコーポレーション子会社のWHAユーティリティ&パワーはベトナムで水処理手掛ける【タイ・ベトナム:水インフラ】
タイの工業団地・倉庫運営大手WHA Corporation(WHA)社は、
子会社4社がタイ証券取引所に上場しています。
子会社の一つWHAユーティリティ&パワー社(WHAUP)は、
工業団地内のユーティリティ・工業用水供給・発電を
手掛けています。
同社は2017年4月にタイ証券取引所一部市場(SET)へ
新規上場しました。
2018年業績は売上39億1800万バーツ、
純利益22億5100万バーツでした。
WHA Utilities & Power(WHAUP)は完全子会社のWHAUP(SG)
2DR Pte Ltdが、ハノイのユーティリティ事業に投資する
ことを承認したと発表しています。
ハノイの水供給会社であるSDWTPと株式購入契約を
締結しました。
ベトナムの良好な経済情勢と都市化の進展により、
同国の公益事業は大幅に成長しているとしています。
ベトナム政府は上水・廃水のインフラ整備を促進する
方針を掲げています。
ベトナム統計局では2018年のハノイの人口は780万人であり、
2025年までに900万人に達すると予想しています。
ハノイでの平均的な上水需要は、
年間5億4750万立方メートルです。
今後、2030年までに年間9億8550万立方メートルに達すると
予想されています。
2018年時点で、WHAユーティリティ&パワー(WHAUP)社と
その子会社は、9つの工業団地に17の工業用水製造プラント
と13の廃水処理施設を所有しています。
WHA Corporation(WHA)社は2014年に同業のタイ工業団地
大手へマラート・ランド・アンド・ディベロップメント
買収に成功、10か所を超える世界水準の工業団地を
開発しています。
9ヶ所の工業団地はEEC(東部経済回廊)エリア内に、
もう1か所の工業団地はバンコク北東部のサラブリ県に
立地しています。
運営中の工業団地(10か所)および、開発計画中の工業団地の
総開発面積は約4万8627ライ(1ライ=1600平米)に
及びます。
2018年業績は売上116億2200万バーツ、
純利益29億600万バーツでした。
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