国営ゼネコン大手ウィジャヤ・カリヤの大型受注、工業団地開発【インドネシア:建設】
インドネシア国営のウィジャヤ・カリヤ(WIKA)は
同国有数の建設・ゼネコン大手企業です。
インドネシア政府系企業として、建設サービス、
建築資材製造、不動産開発に従事しています。
また、商業用・住宅用マンション、鉄道輸送システム、
橋梁の建設、コンクリート製品、エネルギー変換製品、
合金部品鋳物、家具、鉄骨構造物の製造などを
手掛けています。
事業領域は建設、機械・電気、産業、不動産、鉱業の
5部門に分類されます。
建設事業は大型道路、橋、空港、港湾を含む土木建設、
住宅および商業用建物を含む建物等を手掛けます。
機械および電気事業ではエンジニアリング、調達および建設
(EPC)サービス、工業プラント、エネルギー、
工業用プレキャストコンクリート製造、鉄鋼製品なども
手掛けます。
2018年業績は売上31兆1582億ルピア、
純利益2兆733億ルピアでした。
2019年7月には、ペルケブナン・ヌサンタラ(PTPN)と、
ラジャワリ・ヌサンタラ(RNI)の国営農園2社と組み、
西ジャワ州スバンに工業団地を開発することで合意したことを
発表しています。
合弁企業は着工から数年で54兆ルピアを投じて、
その後さらに投資を拡大する予定です。
2019年第3四半期までに37兆ルピアの新規契約を目標と
しています。
対象となる請負事業として、大量高速輸送(MRT)
フェーズ2プロジェクト、ライトレール輸送(LRT)プロジェクト、
高速道路、港建設、発電所建設などがあります。
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