タイ国内の水処理市場に関して【タイ:製造・水処理】
タイ国内で2年おきに開催される水処理に関する国際展示会
「Thai Water Expo2017」では、タイの水処理市場規模に
ついての情報を発表しています。
汚水・排水問題はタイの主要な環境汚染の原因であり、
家庭地域社会および工業系企業の両方から発生しています。
タイ国内での水処理市場規模は、2017年時点でおよそ
10億USドル(310億バーツ)と見積もられています。
水処理市場は住宅・商業不動産、工業、農業の成長により、
今後数年間で平均+10%以上の成長が見込まれています。
タイの上下水道処理装置市場は水処理関連装置の
製造業者に注目されている市場であり、またタイ政府自治体
および産業部門からの需要増加も期待されています。
タイ政府は2017年に6つの主要計画からなる水資源管理戦略
2015-2026を承認しました。
(掲げられている主要計画)
・家庭用水の不足の対処
・農業および産業部門における水不足問題の解決
・水災害の防災と軽減
・上水・浄水・汚水の水質管理
・上流の森林再生と土壌侵食防止
・水処理の全体的な管理 等
タイ政府は2017年~2018の2年間で緊急の水管理プロジェクト
に2,440億バーツ(75億USドル)を投資するとしています。
同計画はタイ国内すべての水関連問題解決を目的とした
新しい10年間の水管理計画の一部としています。
「Thai Water Expo2019」は6月に開催済みで、
次回は2021年6月にバンコクの国際展示場BITECで開催される
予定です。
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