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バンコクのコンドミニアム市場は需要が減少傾向【タイ:不動産】

バンコクのコンドミニアム・マンション市場は
不動産買い手からの需要減少を受けて減速を続けており、
多くの不動産開発企業が2019年第1四半期にプリセールス
価格が低下したと報告しています。

CBREではタイ国内外の不動産購入者・バイヤーからの
投機的需要が市場の冷え込みとともに減少すると
分析しています。

これまで中国、シンガポール、香港を中心とする
外国人購入者がタイ国内の弱い不動産需要を
補ってきましたが、市場が回復しておらず、
米中貿易問題や中国貿易の両方が弱体化しているという
認識が高まっています。
しかし今後、長期的にタイ不動産市場トレンドは変わる
可能性があることも示唆しています。

タイ大手不動産開発企業サンシリ(SIRI)の子会社である
プラス・プロパティ社は、2016年末にバンコクの
トンロー地区における需要の調査結果を発表しています。

トンロー地区では需要が強いまま推移しており、
不動産として売りに出されるのは5%未満であると
しています。

トンロー地区の強い需要は新規物件数が限られていることに
加え、デパートや便利な交通機関にも近いという戦略的立地
ということから再販価格の急上昇に寄与しています。
過去8年間で1戸当たりの平均価格は+13%上昇しました。

また、タイ人富裕層や外国人居住者のニーズも影響しています。
特に日本人、アメリカ人、韓国人のニーズによりトンロー地区の
賃貸市場は活気にあふれ、年率+5%の収益を上げました。
同社レポートでは賃貸占有率は常に80~90%を維持し、
その中でおよそ70%が日本人駐在員の家庭だとしています。

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