タイの外食市場規模はおよそ8000億バーツ【タイ:飲食市場】
ゼン・コーポレーション・グループ(ZEN)によると、
タイの外食市場規模は2018年時点でおよそ8000億バーツに
達すると推定されています。
全体のうち、屋台・ストリートフードは3,000億バーツ、
外食サービスレストランは1800億バーツ、
ベーカリー事業は1000億バーツ、フードデリバリーは
100億バーツを超えてきました。
その他、アルコールなどを提供するパブやレストラン、
クイックサービスレストランやデザート・スイーツ店が
残り2,100億バーツを占めています。
タイのフードデリバリー市場は急速に成長しています。
フードパンダ、ラインマン、グラブフードなどが
大手フードデリバリー・アプリとして大きなシェアを
占めています。
カシコン銀行傘下のKResearchでは、タイの2019年
フードデリバリー市場は前年比14%増の33~35億バーツに
達すると推定しています。
同市場の成長はフードデリバリー・アプリに
支えられています。
フードデリバリー・アプリは「デジタル・ディスラプション」の
例であり、消費者行動とレストランとのフードサプライチェーン
を変えつつあります。
foodpanda、LINEMAN、Grab Foodなどを通じ、中小規模の
レストランでもデリバリーサービスを提供することが
できるようになりました。
2019年末にはフードデリバリー・アプリ・ビジネスが
タイ国内総レストランビジネスの8%を占めると
推定されています。
KResearchの調査によると、63%の回答者が、
フードデリバリー・アプリの出現によって消費行動が
変化したと考えています。
また、配達バイクのライダーは、フードデリバリー
プラットフォームによる副業で追加収入を得ることが
出来るようになりました。
配送バイクサービスの市場規模は、2019年に39億バーツと
推定されています。
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