PTT石油開発(PTTEP)がマレーシアで大規模な石油鉱区の開発【タイ:石油開発】
タイ国営石油公社PTTの傘下企業であるPTT石油開発(PTTEP)
では、マレーシアのサラワク地区において大規模な鉱区を
開発するとしています。
完全子会社PTTEP HK Offshore Ltd (PTTEP HKO)社が
サラワク地区Lang Lebah-1RDR2探査で鉱区を発見しました。
2019年3月に深さ3810メートルまで採掘し、
採掘できる量として4130万立方フィート/日産(MMSCFD)と
246バレル・コンデンセート/日産(BCPD)が期待されています。
本開発プロジェクトコンソーシアムではPTTEP HKO(開発者)、
Kuwait Foreign Petroleum Exploration社、
Petronas Carigali社がそれぞれ42.5%、42.5%、15%を
保有しています。
PTT石油開発(PTTEP)では2019年~2023年の5カ年投資計画で
161億ドルを投資予定です。
タイにおけるエラワン鉱区、ボンコット鉱区は別予算と
なっています。
同社は2019年上半期で大きな投資を進めました。
マレーシアにてMurphy Oil Corporation社から鉱区権益を
21億ドルで取得しています。
また、ポルトガル資本のPartex Holding BVから中東の鉱区を
6億2200万ドルで購入しています。
Partex Holding BV社はオマーン、アラブ首長国連邦、
カザフスタン、ブラジル、アンゴラの計7つの石油ガス
プロジェクトに投資しています。
またモザンビークでのRovuma Offshore Area 1鉱区を
200億ドルで購入しています。
PTT石油開発(PTTEP)では石油販売量が2019年に前年比15%増の
34.4万バレルになる見通しとしています。
また、ミャンマーでは発電事業ライセンスを取得後、
600MW規模のガス火力発電所プロジェクトを進めます。
同プロジェクトはGlobal Power Synergy(GPSC)と協力します。
この記事へのコメントはありません。