LPガス大手サイアムガス・ペトロケミカルズに日系企業が出資【タイ:エネルギー】
タイのLPガス大手でタイ証券取引所に上場している
サイアムガス&ペトロケミカルズ(SGP)は、日本の
ミツウロコグループホールディングスと戦略的業務
提携を締結し、SPG社の株式8.7%をミツウロコ社が
取得したと発表しました。
ミツウロコ社はサイアムガス(SGP)社の筆頭株主である
個人から、発行済み株式の8.7%に相当する1億6000万株を
取得し、サイアムガス(SGP)社の3番目に大きな株主と
なります。
小規模ユーザーへのLPG流通に強みを持つミツウロコ
グループと、タイ国内でネットワークを持つサイアムガス
(SGP)社は、LPGの下流事業を共同で開発していき、タイ、
ベトナム、マレーシア、シンガポールの工業団地、
中小企業および家庭の工場にさまざまなLPG製品やサービスを
提供していきます。
両社は東南アジア市場を中心に事業強化と競争力強化を
進め、将来的にアジア全域でのエネルギー関連事業および
インフラプロジェクトを進めて行くとしています。
この提携にあたり、サイアムガス(SGP)会長
Worawit Weeraborwornpong氏がミツロコグループ
ホールディングスに8.7%の株式を売却しました。
株式売却後、Worawit氏の保有率は48%から39.3%と
なります。
サイアムガス&ペトロケミカルズ(SGP)はタイ国内の
LPガス市場、タイ国営石油公社PTTに次ぐ2位のシェアを
誇ります。
同社はタイ国内の他、ベトナムや中国、マレーシアなどでも
事業を展開しています。
2018年業績は売上692億バーツ、純利益8億7100万バーツでした。
この記事へのコメントはありません。