インドネシア経済担当調整省は、2019年第2四半期に経済成長が加速するとの見方【インドネシア:経済成長率】
インドネシア経済担当調整省は、2019年第2四半期に
経済成長が加速するとの見方を表明しています。
大統領選挙も無事終わり、現行大統領が第2期政権を
務めることとなりました。
2019年第1四半期の成長率は+5.07%でしたが、
2019年第2四半期は+5.1~5.2%を予想しています。
多くのインフラプロジェクトが国内総生産(GDP)成長を
加速させ、より多くの投資家を引き付けるとしています。
2019年6月にS&P(スタンダード&プアーズ)が
インドネシアの格付けを格上げし、国際経営開発研究所
(IMD)もインドネシア国の競争力ランキングを
引き上げました。
これらもインドネシアへの投資環境に良い影響を
与えるだろうとしています。
インドネシアはIMDランキング63カ国のうち、
2018年に43位、2019年は32位まで大きく上昇しています。
ジョコ・ウィドド大統領は就任二期中にインドネシア国内
経済を推進するため、新しい貿易港、空港、ダム、発電所
などのインフラ建設工事に集中し、インフラストラクチャー
整備事業を進めるとしています。
トール・トランスジャワ(ジャワ島横断高速道路)と
トール・トランススマトラ(スマトラ島縦断高速道路)は
就任中に完成する予定です。
これによりインドネシアの2つの主要な島
(ジャワ島、スマトラ島)でさらなる新たな雇用機会が
生まれるとしています。
トール・トランスジャワ(ジャワ島横断高速道路)は、
ジャワ島の西から東までをつなぐ横断道路です。
西側はバンテン州メラック(Merak)を起点として、
インドネシア第2の都市・東ジャワ州スラバヤ(Surabaya)
までをつなぐ大型幹線高速道路です。
この高速道路はその後、スラバヤからさらに東へ延伸し、
ジャワ島最東部にあるバニュワンギ(Banyuwangi)まで
開通させる計画へ変更されました。
将来的にバニュワンギまで開通した場合、
総延長は1150キロ前後になります。
開通は2020年を予定しています。
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