タイは一人あたりGDPに対し美容・パーソナルケア支出が高い傾向【タイ:小売・美容・化粧品】
ラザダ社の元幹部によって設立されたクレア社
(未上場)は、タイのオンライン市場へ様々な
ブランドが売り込みをしていくためにEコマース
(電子商取引)の専門知識を提供・支援する会社です。
同社はタイ国内の美容・パーソナルケア・化粧品市場は
約55億USドル(1,730億バーツ)と推定し、今後も成長する
インターネット経済の後押しを受けて2025年までに
約430億USドルまで伸びると分析しています。
Crea社の共同創設者でLazadaグループ元最高執行責任者
(COO)Aimone Ripa di Meana氏は、これからは各ブランド
大手企業にデジタルマーケティングスキルと新しい消費者
向けのビジネスモデルが要求されると述べています。
シンガポール資本のEコマース大手Shopee、
ソーシャルコマース大手となったLineやFacebookの
ようなポータルの中で、化粧品ブランドのプレゼンス管理を
するだけでなく、ブランドの統合オンラインマーケティング
戦略も必要になるとしています。
Crea社はオンラインデータ分析を使用してブランド各社へ
提供し、どの製品がどの販売チャネルでうまく売れるかを
予測し、クライアント製品を競合ブランドと比較していく
ことで、各ブランドのマーケティングを効率的にすることが
できるとしています。
Crea社ではタイローカルの美容・パーソナルケア市場に
焦点を当てています。
そのうち50%は化粧品で、年間+7~8%の成長を
記録しています。
タイ人はアセアン各国の中でGDP当たりの美容・
パーソナルケア支出が最も高い国であると
分析しています。
タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシアと比較して
一人当たりGDPに対しパーソナルケアに1.24%を
費やしています。
インドネシア0.6%、ベトナム0.17%、マレーシア0.17%と
なっており、韓国でさえGDPの0.62%を美容とパーソナル
ケアに費やしているのを比較するとタイ国内の美容消費比率が
高いことがうかがえます。
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